| 其の壱 |
「三日三晩」mikkamibann |
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「おかえりなさ・・・きゃっ!」
帰宅したユキオは、待っていたサオリの腕を強引に掴み、自分の体に引き寄せた。
そしてユキオは片手でおもむろにサオリの服を剥ぎ、のしかかった。
嫌がる素振りをしてみせるサオリだったが、すでにパンツの中は愛液で溢れていた。
そこにすかさず、ユキオの中指と人差し指が入る。 キッチンからは揚げたてのコロッケの匂いが漂ってくる。
(揚げたてを彼に食べてほしいのに)
サオリを欲望と欲望の葛藤がいじめる。ユキオの二本の指は動きをやめない。
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揚げたてのコロッケを貪りながら、ユキオは足元の衣類を蹴飛ばす。
「ソースはウスターが・・・いい。」
「ご、ごめん・・・」
日頃からソツのない女を演じることに恍惚としていたサオリは、己を恥じた。
サオリは密着していた下半身をユキオから少しずつ離し、今度は背を向けて
全身全霊の力をこめてユキオの体を持ち上げた。
ユキオは宙で翻り、そしてサオリの背中に強く自分の体を打ちつけた。
その刹那、サオリが軽く呻いた。ユキオは天井を仰いで、軋む腕の痛みなど忘れてしまいそうな、快感を覚えた。
その痛みは思いのほか、三日三晩、二人を苦しめた。 (完) Pagetop ▲
| 其の弐 |
「しばかり」shibakari |
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その日も2人はテレビでプロレスを観ていた。
数彦は知っている。 マキはまっちょが好きなんだということを。
夢中でテレビに噛り付いてるマキの隣で、 数彦は自分の肋骨を眺める。
腹筋に力を入れてみた。 あんっ
息子が 逆立ちを始めた。
数彦は “ これは何かの暗示に違いない ” と確信を持ち、
とにかく脱いだ。 一分でも早く脱いだ。
それだというのに、 マキはまだテレビに首ったけである。
こっちを観ろよ・・・ 俺のゴングはかちんかちん・・・
数彦は 声にならない声で、そう漏らすと、頬を紅潮させながら
マキの横顔に自分の息子を押し付けた。
数彦の思うが侭になったマキは、 今までにない数彦の熱さに圧倒されていた。 熱い・・・・熱すぎるわ・・・
バックから挿入されたマキは、 その勢いでバランスを崩した。
そしてその瞬間、 自分の体が数彦の手によって
持ち上げられ 回転し出した。
“ああ・・・これは
・・・・夢にまでみたジャイアント・スイング!!”
こんなに激しく回転してるのに、2人は繋がったまま。
マキの心は 完全に数彦に奪われていた。
数彦は 突然湧いてきたこのパワーに身をまかせ、マキと回転している自分が、一瞬 隣室の鏡台に映り、さらに頬を紅潮させた。
まるで 芝刈り機みたいじゃないか・・・・・ (完) Pagetop ▲
| 其の参 |
「むささび」musasabii |
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彼は乱暴に上着を脱ぎ捨て、
私をベッドに押し倒した。
疲れている時の彼は 前戯が雑になる。
そんな時 下唇を軽く噛んで 上目遣いで
不服そうな顔をしてみるが、私の主張は
興奮している彼の鼻息で吹き飛ばされる。
「 ねえ今日ね 会社の昼休みに女の子同士で
話してたんだけどさ、″想像妊娠っ″て男性もなるのかな 」
その刹那、彼は私の左の耳たぶを強く引き、そのまま
体は宙に浮いて、天井へ向かって放り投げられた。
ああ 何だろうこの清涼感は!!
体が虚空を舞い、天井に思い切りぶち当たると
今度は下で構えている彼の肉棒の方へ 私は落ちていく。
すでに濡れている陰唇は 風の勢いでひらひら舞っている
様子を股で感じて、それもまた 感じて・・・・・
「!!!」
声にならない声で、 私と彼は呻いた。
炸裂したことを 察した。
「 おい・・・パンティライナーは・・・無香タイプにしてくれと
・・・・何回言わせるんだ。 吐気がするぜ・・・
直前に手際よく外しておいてくれないかね・・・ 」
その時、 彼に掴まれた左の耳たぶが
私の左肩に 静かに落ちた―・・・ (完)
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